資金が枯渇して事業の継続が困難に → 自宅をリースバックして事業資金を捻出
リースバック前の状況
Y様は個人事業主として設備工事関連の事業を営んでいましたが、大口取引先が倒産したことにより一時的に収益が大幅に悪化してしまいました。
懸命な営業の末、新しい取引先を開拓して売上が上がる目途は経ちましたが、その時点ですでに手元資金は底をつき、借入金の返済が滞ってしまいました。
このままでは事業の継続が困難になり、新しい取引先の仕事を始める前に破産してしまうと考えたY様は、自宅の売却も検討していらっしゃいました。
しかし、まだ学校に通っているお子様のこともあり、なんとか家を残して資金を集める方法はないかと考えて当社にご相談をいただき、リースバックの提案をさせていただいました。
当社のサポート内容と結果
自宅の査定額は1200万円でしたが、業績が回復するまでの一時的な資金として500万円でリースバックをすることとなりました。
すぐに事業の業績が回復する目途が立っていため契約期間を2年と定め、2年後に600万円で買い戻す契約させていただきました。
結果として、無事に事業を継続することができ、自宅も手放さずに済みました。
今では順調に業績を回復され、2年後の自宅の買い戻しに向けて事業に邁進されています。
感想
長年付き合っていた大口の取引先が倒産したことで売上の3分の1以上がなくなってしまい、借入金の返済ができなくなってしまいました。何とか新しい取引先も見つかり、もう半年粘れば何とかなるという状態でしたが、資金が枯渇してどうにもならなくなっていました。事業を継続しなければ収入もなくなってしまいますが、子供の転校だけは何とか避けたいという思いから自宅の売却にもなかなか踏み切れませんでした。そんな時にリースバックという制度を知って、これなら自宅も守れるし当面の資金も捻出できると思い、すぐに相談しました。今は売上も以前水準の近いところまで戻ってきたので、2年後に自宅を買い戻せるように頑張っています。これからは一社の取引先に依存することなく、安定した経営を目指していきたいです。(Y様のインタビューはこちら>>)
解説
個人事業主の方で、一時的に資金が必要な状態にもかかわらず、これ以上の銀行からの借入が困難という方は多いのではないでしょうか。そのような場合に、ご自身の自宅をリースバックすることで、自宅を手放さずに資金調達をすることが可能です。リースバックは基本的に不動産の評価額に基づき買取金額や家賃を設定しますので、銀行での借入が困難な方でもリースバックできるケースが多々あります。もちろん、業績が回復して資金に余裕ができたら買い戻していただくことも可能です。