不動産は売るにも買うにも様々な税金がかかります。
特にリースバックの場合、将来買い戻すことを前提にするのであれば、一度自宅を「売却」し、将来また「購入」するため売買が2度発生することになり、その都度税金が発生します。
不動産の売買にかかる税金1つが登録免許税です。
登録免許税とは、所有権の移転や抵当権の設定など、不動産の登記をするのに発生する税金です。
リースバックでの売却時は固定資産税は不要
登録免許税は、一般的に不動産を取得する人が支払います。
そのため、リースバックで自宅を売却する場合は、買い手(売却後の貸主)が負担するのが一般的です。
従って、リースバックでの売却時にはこの登録免許税は考えなくて問題ありません。
買戻しの際には登録免許税の負担が必要
逆に将来買戻しをする場合は、今度は不動産の買主という立場になるため固定資産税の負担が必要です。
また、ローンを組んで買い戻す場合には自宅を担保にすることになるため、抵当権の設定にも登録免許税が発生します。
所有権の移転にかかる登録免許税の金額は、不動産の評価額によって決まります。
また、抵当権の設定にかかる登録免許税は、その設定額(ローンの額)によって決まります。
具体的な金額は、居住用かどうか、戸建てかマンションかなどによって異なりますので一概には言えませんので、司法書士に算出してもらうのが一般的ですが、3000万円の戸建てをフルローンで購入した場合、司法書士の報酬と合わせて35~40万円程度と考えておけば良いでしょう。(司法書士の報酬は事務所によって異なります)