工場をリースバックして運営資金を確保したS社様

設備投資のための資金が不足 → 工場をリースバックして資金を調達

リースバック前の状況

老舗のお菓子メーカーであったS社様は、商品の開発力と品質には定評があり創業70年以上の歴史ある企業でしたが、取引先の倒産や値下げ圧力により、近年の業績が大幅に悪化していました。

窮地から脱出するために、3代目であった社長が経営改革に乗り出し、新たな仕事も受注し始めたところでしたが、銀行からの貸し剥がしもあって事業資金が不足してしまいました。

そんな時に、社長らの改革の甲斐あって新たに大きな仕事が舞い込んで来ました。
しかし、その仕事を請け負うためには現状の施設では足りず、大規模な設備投資が必要でしたが、財務状況が非常に悪かったために相手にしてもらえませんでした。

この仕事を受けなければ会社は縮小する一方であるものの、数か月先の運営資金もままならない状況で新たな設備投資など到底できないという中で、何とかする方法はないかと必死に探すうちにリースバックという方法を見つけた社長から当社にご相談いただきました。

当社のサポート内容と結果

当社にご相談いただいてお話を伺う中で、工場を売却して資金を調達し、そのままリース契約でリース料を支払いながら工場を使用し続けるという方法を模索することになりました。

まずは工場を見せていただいて工場の資産価値を評価し、約5000万円でリースバックに応じてくれる投資家を探しました。

工場の資産価値が十分にあったことと、契約予定だった案件から大きな収益が見込めたことでリスクが低いと判断され、無事に買い手が見つかりリースバックを成立させることができました。

その後リースバックで得た資金で新たな設備を購入し、新規案件から収益を上げて順調に業績を回復されたS社様は、売却後1年でその工場を買戻しされました。

感想

新たな仕事を受けるにも設備投資するための資金が足りず、しかし受けなければ売上が上がらず会社が持たないという状況で葛藤していました。会社の財務状態も極めて悪く、銀行に行っても全くお金を貸してもらえませんでした。必死にもがきながら税理士やコンサルタントに相談するうちにリースバックという方法があることを知り、早速専門家に相談しました。結果として工場を売却してもそれまで同様に使うことができ、売却して得た資金で設備投資もできて、無事に新規案件を受注することができました。今は工場を買い戻して順調に会社の業績も回復しています。

解説

会社の財務状況から銀行借り入れができず、新たな投資ができずに悩んでいる会社様も多いかと思います。その場合、会社の資産をリースバックで売却して資金を調達するのも有効な方法の一つです。特に、資産はあるものの財務状況が悪くて借入はできない、業績の回復や大規模案件の受注が見込めている、数年後には手放しても良い資産がある、などのケースではリースバックが使いやすいと言えます。当社では、税理士や財務コンサルタントとも提携して、総合的なご提案やサポートをさせていただきますので、資金繰りにお困りの会社様はぜひお気軽にご相談ください。
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