子供の卒業までの半年間のリースバックで競売を回避したM様

ローンの滞納で自宅が競売に → リースバックで競売を回避して娘の卒業まで継続住居

リースバック前の状況

個人事業を営んでいたM様は、一時は順調に事業を拡大して大きな収入がありましたが、競合の増加による値下げ競争や顧客離れが進み、最近は収入が大幅に減少してしまっていました。

ご自宅は順調な時期に建てた一等地の立派なものでしたが、今の収入では月20万円近い高額な住宅ローンを支払うことが困難になっていました。

何とか事業を盛り返そうと必死に働きましたがすぐには結果が出ず、住宅ローンの支払も滞り始め、最終的には自宅が競売にかけられてしまうことになりました。

M様は、生活を立て直すためには自宅を諦めるしかないと覚悟しましたが、半年後に中学生のお嬢様が卒業するまでは何とかこの家に住み続けて今の学校で卒業させてやりたいと考えていらっしゃいました。

しかし、競売の期日がもうそこまで迫っていて、このままではお嬢様が中学校を卒業する前に家を追い出されてしまうという状況で、何とかできないかと当社にご相談いただきました。

当社のサポート内容と結果

M様はまだ住宅ローンが多額に残っていたため、通常のリースバックをしても家賃が高額になってしまう状態でした。

そこで、お嬢様が中学校を卒業するまでの半年間のみと期間を限定する条件で、通常よりも安い賃料でリースバックをすることを提案し、M様からはお嬢様を今の学校から転向させず卒業させてやれるならと快諾をいただきました。

早速当社で債権者と交渉して任意売却の承諾を取り付け、リースバックの買い手を探したところ、半年間のみと期間を限定することで、通常よりも家賃を抑えた条件で応じてくれる投資家を見つけることができました。

結果として、自宅を任意売却して競売を回避することができ、なおかつお嬢様の卒業まで無理の賃料でそのまま住み続けていただくことができました。

 

感想

仕事が減ってしまい収入も落ち込んでローンの支払いが難しくなってしまいました。今思えばなんであんなに高額な家を買ったのか後悔していますが、自宅は失ったとしても娘を今の学校で卒業させてやりたいと思っていました。競売の期日が迫り、どうにかできないか調べているうちにこのホームページを見つけてリースバックという方法を知りました。自分の住宅ローンの残額が多かったことから通常のリースバックでは家賃が高額になってしまうとのことでしたが、娘が卒業する半年間限定にすることで、家賃を抑えてもらえて無事にリースバックで競売を避けることができました。おかげで娘の卒業式にも行けて感謝しています。これからは無理のない生活をしつつ、事業を回復させられるように頑張っていきます。

解説

リースバックでは、M様のケースのように期間を短期間に限定することで家賃を通常よりも抑えられる場合があります。例えば、M様のように「子供の卒業まで」や「次の家が決まるまで」この家にいたいが、「それまで住宅ローンの返済が続けられない」といった事情がある場合には有効な方法です。これは期間や売却価格によって決まるため一概には言えませんが、短期間の賃貸契約で良いという場合はぜひご相談いただければと思います。なお、契約期間を定める場合には公正証書などにより、その期間を厳格に定めさせていただきますので、予めご了承ください。
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