資金調達のためにホテルをリースバック
平成30年2月27日に、ホテル事業を営む株式会社レッド・プラネット・ジャパンが、ホテル事業の更なる拡大のための資金調達のために、ゴールドマン・サックス証券と同社のグループが所有する不動産のリースバック取引を決定したと発表しました。
グループ子会社が所有する3つのホテルのの不動産信託受益権をゴールドマン・サックスが設立した合同会社に譲渡し、同社グループと建物賃貸借契約を締結することで、引き続き同3ホテルの運営を続けていくそうです。
多額の投資資金が必要なホテル事業において、更なる成長を加速するための資金調達の手段として活用された例で、最近ではこういった大手企業がリースバックを活用するケースも増えてきています。
中小企業でも資金調達の手段として
これは大企業の例ですが、規模が大きいことと信託を活用していることから非常に複雑に感じますが、要するに自社所有の不動産(ホテル)を売却して資金を調達し、売却したホテルを賃貸として借りてそのまま事業を継続するというかたちです。
もちろん大企業だけでなく、中小企業でも自社ビルや自社保有の資産があれば同様の資金調達手段を取ることも可能です。個人事業主であれば、自宅をリースバックするという方法もあります。
資産を活用した資金調達をご検討の方はぜひご相談ください。