ローンを滞納して自宅が競売に → リースバックで競売を回避
リースバック前の状況
関西地方のマンションにお住まいであったK様は、10年前にご夫婦で購入したマンションにお住まいでしたが、離婚をきっかけにローンの支払いが厳しくなってしまっていました。
当社にご相談いただいた時点ですでに競売が進行しており、競売を止めるためには任意売却するしかない状況でした。
しかしK様は再婚予定で、今後世帯収入も上がる見込みであったことから、多少賃料が高くなってもこの家で新し奥様と生活をしていきたいというご要望が強かったためリースバックを目指すことになりました。
当社のサポート内容と結果
任意売却でリースバックを行う場合、債権者や投資家との調整が難航した場合はリースバックを成立させられないケースなど、様々なハードルやリスクがあります。(任意売却でのリースバックについて詳しくはこちら>>)
それらを詳しくご説明のうえ、それでも可能性がある限りチャレンジしたいという強いご要望をいただいたため、任意売却でのリースバックを目指すことにしました。
その後、3か月間にわたる債権者や投資家との細かい調整の末、結果的にリースバックで合意を得ることができました。
これは、S様のマンションの近隣地域の人気が上昇していたことも幸いしました。
近隣マンションの賃料の相場よりは少し高い賃料となりましたが、K様も無事に再婚されて新しい奥様と一緒に住み慣れた家で生活を続けられています。
感想
前の妻と2人で払っていたローンを離婚後に1人で支払っていくのが厳しく、支払が滞ってしまいました。再婚も決まっていたので、何とか新しい妻とこの家で生活したいと思っていたのですが、すでに競売の手続きが始まってしまっていて滞納分を変さしてもダメだと言われてしまいました。任意売却ではリースバックができない可能性もあると言われましたが、ご担当の方が最後まで諦めずに投資家を見つけてきてくれて、無事に家を明け渡さずに済みました。この家で新しい妻と今度こそ良い家庭を作っていきたいと思います。
解説
自宅を売却してもローンを全額返済できない、いわゆるオーバーローンの状態で任意売却をする場合のリースバックは、債権者が指定する売却価格と買い手(投資家)が希望する買取価格の折り合いが合わずに、頓挫してしまうことが珍しくありません。今回のK様の場合は、当社で粘り強く投資家と交渉をした結果、賃料を少しだけ高めに設定することを条件に、リースバックでの購入の承諾を得ることができました。本件のように当社では任意売却でリースバックを成立させた実績が多数ございますので、諦めずにご相談いただければと思います。