リースバック前の状況
自宅の購入後、順調に住宅ローンを返済されていたK様。これまでは裕福でないまでも極端にお金に困るということはなかったと言います。
しかし、奥様が体調を崩されて入院し、奥様の分の収入が減っただけではなく多額の医療費がかかってしまい、生活が苦しくなってしまったそうです。
奥様の医療費と生活資金の捻出のために自宅の売却も考えたそうですが、奥様が退院された後も住み慣れたこの家に住まわせてやりたいという想いが強く、リースバックを決断されました。
妻が病気になり、医療費と住宅ローンが生活を圧迫…
インタビュアー:リースバックを検討された経緯を教えてください。
K様:妻が病になるまでは大きな問題もなく生活できていました。貯金はほとんどありませんでしたが、住宅ローンの返済が滞るようなこともなく、定年まで勤めて退職金で一括返済すれば良いくらいに考えていました。
しかし、妻が病気になってしまい、当初思っていたよりも深刻でしばらく入院して継続的に治療しなければいけなくなってしまいました。それで生活が一気に傾きだしたのがリースバックを検討したそもそもの理由です。
インタビュアー:奥様の医療費のためにということですか?
K様:それが一番の理由です。妻は医療保険に入っていなかったもので、入院や手術・治療にかかる費用が目が飛び出るような金額で、自分の収入だけでは捻出するのが困難でした。
それと、妻の分の収入がなくなったうえに医療費もかかるわけですから、普段の日常的な生活費や住宅ローンの返済が厳しくなってしまいました。
妻が退院した時、この家で迎えてやりたい
インタビュアー:自宅を普通に売却することは考えなかったのですか?
K様:最初はむしろ家を売って引っ越そうかと考えていました。もうそれしか方法がないかなと。最初はリースバックという方法があるなんて知りませんでしたからね。
だから当初は家を売って住宅ローンを返してもそれなりに手元に残りそうでしたので、そのお金で当面の生活費と医療費を賄うしかないと考えていました。
しかし、やっぱり妻が退院した時にストレスがないように、この家で迎えてやりたいという想いもありました。弱った体で新しい生活を始めるというのは大変でしょうからね。
インタビュアー:それで奥様のためにリースバックに切り替えられたということですね。
K様:はい、ネットで色々調べているときにリースバックという方法があることを見つけて、まさにコレだ!、と。これなら家を売ったお金でローンも返せて、手元にもお金が残って、それでいて引っ越さなくて済むと思いました。
退職金で買い戻して、老後もこの家で暮らしたい
インタビュアー:最後に感想とこれからの目標をお願いします。
K様:結果的に今の家に住み続けられて本当によかったです。妻も無事に退院し自宅で療養していますが、やっぱりこの家でよかったと言ってくれました。手元にある程度お金も残ったので、当面の生活に不安もなくなりましたし、今は落ち着いた生活ができています。
あと7年で定年で退職金が出るので、そのお金でこの家を買い戻す予定です。そのためにも今から節制して、老後もこの家で余生を送れるように頑張りたいと思います。