リースバック前の状況
定年後も住宅ローンを払い続けていたS様。しかし、収入が年金だけとなりローンを返済していくのが困難になってしまいました。
家を購入した時には退職金で一括返済すれば良いと考えていたそうですが、想定していた退職金が入らず、年金だけで最後まで返していくのは到底無理だったと言います。
それでも住み慣れた家で余生を過ごしたいという強い想いからリースバックをご検討されました。
年金だけではとてもローンを払っていけない…
インタビュアー:リースバック前のローンの状況を教えてください。
S様:定年してもまだローンが残ってしまい、あと8年も返さなければいけない状態でした。途中で返済が厳しいときに銀行に返済を後ろ倒してもらったこともあって、月々の支払いは13万円くらいでした。とてもじゃないけど年金だけでは払っていけませんでした。
インタビュアー:どこで予定が狂ってしまったのですか?
S様:家を買った時は正直あんまり先のことは考えていませんでした。当時はバブルで景気も良くて、収入も十分あったので払っていけるだろうと。それで定年までに残ったローンは退職金で一括返済すれば良いくらいに軽く考えていました。
ところがバブルがはじけて不景気になって、当時していた仕事も失いました。その後は転職を繰り返して何とか生活をしてきましたが、何回も転職をしたことで退職金は雀の涙ほどしか出ませんでした。
この家で余生を送りたい、それが切なる願いでした
インタビュアー:それでリースバックをご検討いただいたわけですね?
S様:はい、もうこのまま最後まで払っていくのはどう考えても無理でした。諦めてこの家を売って、そのお金で安い賃貸に引っ越そうかとも家内とも相談しましたが、やっぱりこの歳になって新しい環境で生活を始めるのは億劫でなかなか決断できませんでした。
できることなら住み慣れたこの家で平穏な余生を送りたい、それが切なる願いでした。だから何とかする方法はないかと考えていたときにリースバックという方法があることを知りました。
負担が半分以下になったので、この家で最後まで暮らせるように頑張りたい
インタビュアー:実際にリースバックをされて負担はどのように軽減されましたか?
S様:リースバックで家を売ったお金でローンは全部返済することができました。手元にも結構残ったので生活の不安もなくなりました。
家賃も6万円弱に抑えてもらえましたので、今まで13万円も払っていたことを考えると半分以下になってだいぶ楽になりました。固定資産税ももう払わなくてよいですし、これなら夫婦の年金でも贅沢をしなければ何とか払っていけそうです。
とりあえず手元にそれなりのお金が入ったので気持としても安心ですが、それに頼ることなくこの家に人生の最後まで暮らせるように、節約しながら頑張っていきたいと思います。