リースバック前の状況
自営業で生計を立てていたK様。景気が良かったときは羽振りの良い生活をしていたそうですが、長引く不況で収入が落ちていき、税金と事業用に借りた借金の返済が厳しくなってしまったそうです。
そして遂に税金の滞納で自宅を差し押さえられてしまい、このままでは家を失ってしまうということからリースバックを決断されました。
収入が減少して税金が払えず、自宅が差し押さえに…
インタビュアー:リースバックを検討された経緯を教えてください。
K様:自営で仕事をしていたのですが、景気が悪くなって仕事がどんどん減っていき、依頼が来ても価格競争で薄利な仕事ばかりという状況が続きました。それで収入が減っていき、家計が苦しくなって税金が滞るようになってしまいました。
以前に事業資金として借りていた借金の返済も厳しく、遅れながらも返していたのですがその分税金にお金が回らず、固定資産税や住民税がの支払いがこの数年間ほとんどできていませんでした。
インタビュアー:それで自宅が差し押さえられてしまったということですね?
K様:はい、役所からも督促が来ていたのですが払うことができず、ついには自宅を差し押さえられてしまいました。このまま滞納がずっと続くようだと公売で強制売却も検討しないといけないとまで言われました。しかもずっと滞納していたので延滞税でどんどん膨れ上がっていて、とても今の収入では追いつきませんでした。
そんな状況の中で仕事も思うように増えず、このままでは借金の返済もできなくなりそうでした。
家族だけには迷惑を掛けたくないという葛藤の中で
インタビュアー:その時のお気持ちを教えてください。
K様:いやもう生きた心地がしませんでしたね。朝起きてから寝るまでずっと税金と借金の返済のことが頭らから離れず、最後の方は本当に眠れなくなりました。ストレスで食欲もなくなってだいぶ痩せましたよ。
もう本当に家を手放して返済するしかないのかなとも思いました。でもどうしても家族には迷惑を掛けたくない、その葛藤でなかなか踏み切れませんでした。
インタビュアー:リースバックのことはどこで知ったのですか?
K様:仕事仲間に自宅を差し押さえられたことを打ち明けたら、リースバックという制度があるけど使えるんじゃないかと教えてくれたんです。それでネットで調べてみたら、これなら家を売っても住み続けられるので家族に迷惑を掛けないで済むかなと思いました。
返済を考えなくて良い生活を取り戻せた
インタビュアー:実際にリースバックをしてみていかがでしたか?
K様:リースバックで家を売ったお金で無事に税金と借金を返済することができました。そのまま賃貸として家を使わせてもらっているので、それまでと何も変わらない生活ができています。
何より返済を考えなくて良くなって本当に楽になりました。気持ちが軽くなったなんてものじゃないですね。そこから食欲が戻ってせっかく痩せたのにリバウンドしてしまいましたよ(笑)
でも家族に迷惑を掛けなくて済んだのが一番うれしいです。また頑張って稼いでいつかこの家を買い戻したいと思っています。