不動産投資の失敗で多額の負債を背負うことに → リースバックで負債を返済
リースバック前の状況
大手企業で長年勤めていたT様は、5年前に不動産投資の営業マンに勧誘されてワンルームマンション投資をはじめた。
将来の老後資金や保険のためと考え軽い気持ちで初めたものの、次第に購入する物件が増えていき、最終的には4件のワンルームマンションを購入していました。
しかし、営業マンに説明されたほどの家賃収入が入らず、次第に空室も増えていきました。
その結果、物件購入で借りたローンの返済で月々の収支が大幅なマイナスとなってしまい、これ以上保有し続けるのが厳しくなってしまいました。
物件の売却を検討しましたが、売却してもローンを完済することができず、逆に合計で1000万円近いローンが残ってしまい見込みでした。
このままでは自宅まで差し押さえられてしまうと考えたT様は、何とか自宅だは残してローンを整理したいというご要望で当社にご相談いただきました。
当社のサポート内容と結果
このまま投資不動産を任意売却してしまうと、ローンの残債が1000万円近く残って自宅まで差し押さえられて競売にかけられてしまうリスクがあったため、慎重に方法を検討しました。
とにかく自宅を守ることを最優先に、ローンを今の段階ですべて清算したいという強い要望があったため、まずは自宅を1000万円でリースバックして残債を返済するための資金を確保しつつ、賃貸契約でそのまま家に住み続けられるようにしました。
その後、所有していた4件の投資不動産をすべて売却し、売却代金で賄いきれなかったローンの残債は自宅をリースバックで売却した1000万円で補てんしました。
結果として、大幅な赤字であった投資不動産をすべて処分して残債もすべて返済することができ、自宅も賃貸としてそのまま残すことができました。
感想
将来のために買った不動産でしたが裏目に出てしまい、うまい話に乗ってしまったことを本当に後悔しました。空室もなかなか埋まらず毎月赤字を垂れ流す状態で、このままでは貯金が亡くなり家まで失うのではないかという恐怖でいっぱいでした。何か方法はないかとダメ元で相談したところ、リースバックでローンの返済資金を捻出する方法をご提案いただき、これなら自宅はそのままで残っているローンをすべて返せると思いお願いしました。投資不動産の売却から自宅のリースバックまですべてまとめて引き受けてくれて本当に助かりました。今後は甘い話に誘惑されずに、コツコツやっていきたいと思います。(T様のインタビューはこちら>>)
解説
投資用不動産を売却する場合、売却代金でローンをすべて返済しきれないことがほとんどです。もし売却してローンが残ってしまうと、自宅や給与を差押えられてしまうリスクがあり、最近では不動産投資を失敗して家まで失ってしまう方が増えています。今回のT様は幸いなことに自宅の住宅ローンがほとんど残っていなかったことで、自宅をリースバックして投資不動産のローンの残債の返済金を捻出することができました。なお、不動産投資の失敗から家を守る方法としてはリースバックだけでなく個人再生などの方法もございますので、ご依頼者様に合った方法をご提案させていただいます。